消化器セミナーに参加してきました|谷 動物病院 オフィシャルサイト

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消化器セミナーに参加してきました

皆さま、こんにちは。
9月に入りましたね。8月は日中も暑くて35度を超す日が続いていましたが、9月に入った途端、過ごしやすくなり、夜は肌寒くすらなってきました。風邪をひかないよう十分、気を付けて下さいね。
先日、大阪府立大学の獣医臨床研友会のセミナーに参加してきました。講師は宮崎大学の鳥巣志道先生で、消化器疾患について、肝疾患や膵臓、消化管など多岐にわたって講演していただきました。その中で、今回は胆泥症についてお話しできたらと思います。
胆泥症とは、字の如く、胆のうに泥が溜まる疾患のことです。胆のうは、肝臓のそばに存在し、肝臓で作られた消化液(胆汁)を一時的にためる組織です。たまった胆汁は、消化管に分泌され、食物の消化に利用されます。本来、胆汁はさらさらしていますが、年齢とともに粘状のムチンという物質により、泥状になり、胆のう内に蓄積されていきます。蓄積した胆泥は胆汁の流れを邪魔しなければ、特に症状を示さないのですが、邪魔するようになると、肝臓の数値が上昇したりと血液検査で異常値が出たりします。また、胆泥が胆汁の流れを完全にストップすると、重篤化して、何度も嘔吐したり、赤い尿をするようになり、治療がうまくいかないと、死亡することもあるので注意が必要です。胆泥が溜まっているかはお腹の超音波検査を見ないと分からないので、気になる方は診察時にお声がけください。


桃木 啓輔
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