10歳の5㎏のシーズーが大きなジャーキーを詰まらせて来院しました。オーナー様が異変に気づくのが早かったので、すぐに内視鏡と胸部レントゲン検査で確認して除去できました。大型犬用のジャーキーだったそうです。食べた直後から呼吸が荒くなりメレンゲ状の泡を何回も吐いていました。高齢犬の為に診断がややこしかったのですが、オーナー様がとてもよく観察されておられたので事なきを得ました。写真は食道内の〝犯人“です。食道の粘膜が全域にわたって赤く腫れていました。翌日には元気で食べてくれて嘔吐も消えました。ホッとしました。
谷 憲一郎(院 長) 2020年7月10日