ネコの糖尿病が2例続いてきました。いずれもかなり進行していて治療のかいなく死亡してしまいました。
糖尿病は進行するとケトアシドーシスという病態になり食欲が廃絶します。早い段階で胃チューブや食道チューブをつければいいのですが、人間の御老人に介護でつけるイメージが先行するのか嫌がるオーナー様がおられます。
こちらの説明の仕方が悪かったのか今回も管を留置する前に亡くなりました。新書などで「人にモノを伝える技術」とか言う本が出版されていますが、読みなおして今度こそ救命したいと考えています。
谷 憲一郎(院 長) 2010年12月8日