心房細動という不整脈の犬が2例続きました。1例目は弁膜障害のきびしい子で2例目は拡張型心筋症を疑っている子です。人の心電図の基準に当てはめて診断しますが、最初のP波がわからなくなってf波という小さな波が見えています。2例とも左心房がすごく大きいので間違いないと思います。人の本で調べたのですが、血栓が脳や肺にできやすいとありました。内服に反応がないときにはカウンターショックとあります。2例中1例はなんとか抗不整脈剤で脈拍数が元に戻っています。あんまり状態の悪い子に心エコー検査もきびしい話なので血栓もチェックできておりません。何とか発作がでないように病院みんなで祈っております。
谷 憲一郎(院 長) 2011年2月21日