『犬がケイレンしてるんで診てもらえませんか?』と電話がありました。すぐに来ていただいて見せてもらいました。
産褥テタニーでした。10年ぐらい前は良く見ましたが、最近では実に珍しい病気です。血液中のCa濃度が減少していました。お話を伺うと自宅で5匹出産し非常に面倒をよく見てくれる親犬だそうです。おっぱいがすべてパンパンに腫れていました。早速Ca剤をゆっくり注射するとみるみる元気に動きだしました。昭和の臭いのする病気で分かりやすかったです。人工哺乳に切り替えてとお願いしました。
谷 憲一郎(院 長) 2011年8月4日