先日、AHTのHさんが、小動物のがんセミナーに参加しました。講師の先生が非常に中身の濃い話をされる方でしたので、院内セミナーをしてもらいました。やはり実際にオーナー様にお話しできる様に難しい内容が簡単にまとまっていました。一番勉強になったのはがん患者の栄養学です。炭水化物の代謝では食えば食うほど多くのエネルギーが失われるという事でした。がんが出来ると炭水化物の分解過程で乳酸が作られてその代謝に余分なエネルギーが使われるそうです。脂質代謝でもn-6群はだめでリノール酸やガンマリノレイン酸はがん細胞の転移や成長を促進するそうです。タンパク質は良質なものを選び与え過ぎは禁忌だそうです。うーん。どこかで見たような流れです。ガッテン。ガッテン。 NHKの健康番組につい見入ってしまう自分がそこにいました。いい勉強になりました。
谷 憲一郎(院 長) 2011年8月10日