コーギーには変性性脊髄症という怖い病気があります。3年ぐらい前から数多くの症例が報告されています。最初は腰に麻痺がきて徐々に前足が麻痺し最後には吠えられなくなってついには呼吸が停止するという恐ろしい病気です。当院でもすでに2頭のコーギーがこの病気で亡くなりました。2頭とも高齢で発症し徐々に進行したので椎間板ヘルニアとは少し雰囲気が違いました。効果的な治療法はなく遺伝子検査もあるのですが、検査が陽性だから発症するわけではないそうです。犬を動かしてなるべく運動機能が低下するのを防ぐのがポイントだそうで、今、闘病中の子はなるべく運動してもらっています。写真はハナちゃんで病院一の美人コーギーです。ヒトが大好きです。
谷 憲一郎(院 長) 2013年4月2日