6月6日の夜10時に熱中症のワンちゃんが急患で来院されました。お散歩から帰って普通に過ごしていましたが、ハアハアが止まらなくなり体温は41℃以上になっていました。すぐに水道水で全身にシャワーを浴びさせて冷風で乾かしました。発見が早かったので何とか多臓器不全にならずに済みました。しかし後足がふらつくとか少し下痢気味であるとか脳神経障害やDICも心配だったので酸素室で様子を見ました。体温が42℃以上になると危なかったようです。7月は更に気温も上昇するので車の移動や家でのお留守番には充分室内を冷やしてやって下さい。保冷剤で首やわきの下、股の間を冷やすのも効果的です。
谷 憲一郎(院 長) 2018年6月13日